歴史散歩道[第2弾]
味国記を掘り起こす旅
■著者 寺尾宗冬
「はじめに」にかえて
「味国記」が第1巻と第2巻とに分かれて単行本化される元となった、同じタイトルの朝日新聞家庭面のそれぞれの記事と照合してみると、著者・寺尾宗冬さん(元・朝日新聞大阪本社社会部、学芸部記者、編集委員)がいかにこころをこめて、すべての項を書き足していたかがわかった。
復刻の足跡
第1部 「味国記」からのメッセージ
第2部 「味国記」と著者・寺尾宗冬さんについて
第3部 的矢カキの「ドラマ」を食べますか?
第4部 的矢の海から桑名「七里の渡し」へ(1)
小説・伊勢の的矢の日和山
第5部 桑名の寄り道旅情、「蟠龍櫓」と「歌行燈」
第6部 京都「錦市場」から伏見、宇治を訪ねて
第7部 「吉野葛」と「つるべずし弥助」を継いだ人たち
火はつけたけど ―竹島取材補遺―
最終回 「新聞記者・寺尾宗冬」に逢いたし
復刻の足跡・筆者プロフィール
正岡 貞雄 (まさおか・さだお)
1936年、北九州市八幡東区生まれ。1959(昭和34)年、講談社「週刊現代」配属。創刊メンバーの一人。1974年、先ごろ休刊した月刊総合誌「現代」5代目編集長に。1977年、新メディア開発の特命を受け「ベストカー」創刊、その後、ビデオマガジン「ベストモータリング」を立ち上げ、2002年に退社後は「ウォーキングマガジン」に「義経伝説を追って、北へ」「ルーツ風早紀行」などの執筆活動を楽しんでいる。